D-project みちのくワークショップ
in せんだいメディアテーク
デジタル・ストーリー・テリングで
メディア創造力を育む授業をつくる!
「みちのく情報教育フォーラム」が,D-project デジタル表現研究会(D-pro)と共にワークショップを開催しました。メディアの殿堂・せんだいメディアテークを会場に,写真とナレーションを組み合わせてストーリーをつくる「デジタル・ストーリー・テリング」に取り組みました。 講師には,D-project会長の中川一史先生,副会長の豊田充崇先生をお迎えしました。夏休み以後の授業実践のヒントは見つかったかな??
■日時:平成20年8月9日(土)10時〜17時
■会場:せんだいメディアテーク 7Fスタジオ
http://www.smt.city.sendai.jp/
■参加者 小・中・高等学校・大学教職員,教育関係者,一般市民
■主催 みちのく情報教育フォーラム
■共催 D-project デジタル表現研究会
■後援 仙台市教育委員会・宮城県教育委員会
■当日の様子
9:30 |
受付開始 |
10:00 |
オープニング
(1)オープニングトーク「メディアで創造とは何か」
講師:D-project会長・メディア教育開発センター 中川 一史 教授 まずはオープニングトーク。中川先生からメディア創造力の必要性を指導要領改訂の話ともからめて話題提供いただきました。
(2)実践報告「メディア創造力」を育む授業
メディアで創造する力を育む授業実践ということで、栗原市立大岡小の成瀬先生・遠藤先生、仙台市立松陵西小学校の遠藤先生、川西町立犬川小の鈴木先生からの実践報告。子どもたちがスライド作品を作るという同じタイプの実践ながら、総合、社会、国語とそれぞれ教科の特徴が見えて面白い!
3)「メディア創造力をつける授業づくりの肝」
講師:和歌山大学 豊田充崇 准教授
4人の先生の実践報告を受けて豊田先生からのポイント解説。ここで4つの実践の意義をつかんでワークショップのヒントに! |
11:00 |
ワークショップ1
デジタルストーリーテリングを取り入れた授業の構想作り…実践報告をもとに、教科,学年,単元,学習内容,つけたい力などを考えていきました。
進行は仙台市立沖野小の石井先生(左)と東北学院大の稲垣(右)でチャレンジしました!
教科書コーナーでネタ探し・・・ さてさてどの単元でやろうかな?
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12:00 |
昼食及び撮影活動
昼食はワークショップグループごとに各自で。カメラをもって皆さん街に出て行きました!(残念ながらこのシーンは取り忘れてしまいました) |
13:00 |
ワークショップ2
撮影した映像をもとにスライドショーづくり。学年、教科、単元を設定しているので、その学年の児童の視点にたって、どんな作品がつくれそうか、どんなところが学びのポイントになりそうか作品例をつくりながら討議します。
ワークシートと付せん紙にまとめたアイデア このチームはプレゼンの「言葉」にこだわりを。
スライドづくりにはAdobeのフォトショップエレメンツで。音声入りのスライドショーも簡単です。 |
15:00 |
発表会
できあがった作品と授業で使う際のイメージの発表会を。力作&アイデア作揃いで大幅延長?!
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16:00 |
エンディング
パネル・ディスカッションでは、ワークショップ型研修の意義、教員養成との関わり、教育の情報化の展望などをかため多方向から今日の取り組みを振り返りました。最後まで参加者皆さんの熱心な討議に感謝!
パネリスト
メディア教育開発センター 中川一史 教授
和歌山大学教育学部 豊田充崇 准教授
東北学院大学教養学部 稲垣忠 准教授
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17:00 |
閉会 |
18:00 |
懇親会(盛り上がり(すぎ)ました!(^_^;)
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■関連資料
■参加者の声
Q1.Dprojectワークショップに参加したのははじめて?
なんと8割以上の方が初参加!今回は教員以外の市民の方にも参加していただくことができました!
Q2. 今日のワークショップの印象を教えて下さい。
今後の授業のつくりかたを考えるきっかけには多いになったようです!参加された皆さんの今後の取り組みもぜひ聞いてみたいところです。
皆さんのコメントから
●印象に残ったこと
- 子どもの目線に降りて教材作成を考えること
- 自分でやってみる作業、知る⇒調べる⇒考える⇒まとめる、が学び方を学べるのかな
- 子どもの立場になってみるとどのような働きかけでどんな意欲がわくのかということを体験しました。でもすべてが印象的で楽しく参加できました。
- 普通の先生方が実践的な研修をされている事が意外でした。
- 映像と言語の往復。子どもにとっての必要性を問うこと
- 情報教育の大切さ、いろんな力が身につくこと
●他の研修会とちょっと違うなと思ったところ
- 授業で実践可能なことを実体験できた
- はじめに理論学習ではなく、やりながら学んでいく方式が新鮮だった。
- マニアのための研修会ではなかったこと
- 教科指導へのメディア活用の仕方が強く意識されていたこと
- ワークショップや事例ででた話題や課題についてすぐに回答をしてもらえたところ
●ご意見・ご感想
- メディアテークの撮影に許可が必要なように情報モラル教育をきちんと教育してほしい
- 普段は同じ教員でしか学び合うことが中心でしたが、そうでない方と一緒に進めることから得ることが多かったと思います。グループがすべて違う内容になったことで、内容的に濃くなったと思います。とても楽しくためになりました。
- 子どもだけではなく「やってみる」事がとても大切だと思います。意見するだけの100人よりも行動する1人の力がとても重要
- 学校現場以外の方と交流できてよかった。映像と文脈の整合性を図る大切さを実感できた。
- グループでのワークショップ 大人がやっても夢中になる題材だったので本当に楽しめた。見方を変える感性を刺激するワークショップは必要だと思った。
- 今回のようなワークショップを今後もどんどん開催していただきたい。また、ワークショップの内容をどんどん宣伝していただきたい。
- 夏休み明けにさっそく実践したいと思います。ありがとうございました。
■スタッフ
本ワークショップは以下の実行委員メンバーによって企画、運営されました。
実行委員長 栗原市立大岡小学校 成瀬 啓教諭
事務局長 東北学院大学教養学部 稲垣 忠准教授
代表 山形県教育庁置賜教育事務所 竹田 啓指導主事
実行委員 仙台市教育局学校教育部 菅原弘一指導主事
実行委員 仙台市立松陵西小学校 遠藤浩志教諭
実行委員 仙台市立沖野小学校 石井里枝教諭
実行委員 白鷹町鷹山小学校 佐藤勝則教諭
実行委員 川西町立犬川小学校 鈴木 誠教諭
実行委員 白鷹町立鮎貝小学校 竹田 洋教諭
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