3. 授業での活用

 授業での使い方について、Q&A形式でご紹介します。

Q1:どんな場面で使ったらよいですか?

A:教科、総合的な学習のどちらでも使うことができます。さまざまな地域で取り組みやすいように、いくつかの教科書会社ごとに、小学校3年〜6年で使用できる単元リストを用意しました。参考にしてください。

 教科・単元リスト(PDF形式)/(Excel形式)

Q2:教材は全部使わないといけないのでしょうか?

A:それぞれの教材は「つくつた」では6観点×4基準×2種類(サンプル・解説)=48種類もあります。すべてを使う必要はありません。活用する教科単元によって観点を選んで使ったり、ルーブリック、チェックリストもすべて使わなくても大丈夫です。

 子どもたちが自分で教材をみることができる環境がある場合、授業として指導する観点は1つにしぼるけど、子どもたちは活動の進み具合に応じて自由に他の観点も見てもよい、という使い方をあります。その教科単元では扱わないけれども活動をうまく進めるのに復習してほしいこと、あるいはさらに発展的に工夫してほしいことのヒントがこの教材にはたくさんつまっています。


Q3:ルーブリックやチェックリストの文章を変えて使いたいのですが?

A:ウェブサイト上で書きかえることは残念ながらできませんが、以下のリンクから、ルーブリック・チェックリストをダウンロードできます。ワークシートを用意したりする際に、この文言を適宜アレンジして使ってみてください。観点ごとのアイコンもダウンロードできます。

 ルーブリック・チェックリスト(PDF形式)/(Excel形式)

 

Q4:授業で使う際のコツを教えてください。

A:「つくつた」教材を先生方に使っていただいた際に、どんな使い方があったのか整理したものをご紹介します。詳しくは「実践事例」コーナーをご覧下さい。

コツその1:制作活動の助っ人として使う 

   「つくつた」は子どもたちが制作活動に取り組む際の助っ人です。つくつた教材だけを見せて授業をするというよりも、何かつくる活動がある中で、つくつた教材の活用場面を取り入れてみましょう。

 コツその2:ワークシートを用意する 

  自分たちの制作物がS〜Cのどこなのか、なぜその評価にしたのか、どう改善したらよいかといったことを書くワークシートを用意しておきましょう。自己評価にも、相互評価にも使うことができます。

 コツその3:観点をえらぶ・ふやす、教材の見方を示す 

   教科で活用する際、すべての観点を使う必要はありません。また、学習内容に応じて独自に観点を増やしてもよいのです。また、「つくつた」では、S基準からみるか、C基準からみるかといった「見る順番」を意識させたり、「サンプル」を見せて考えさせるのか、「せつめい」を見て気づかせるのかなど、見方の指示をすると短時間でもスムーズに活用できます。

 コツその4:机間支援を効率的・効果的にする 

   机間支援の際、具体的にアドバイスを1つ1つしていくと、すべての子どもに関わるのが難しくなります。「つくつたの『図・写真』のポイント見てごらん」といった形で、どこを見ればよいかだけアドバイスしたり、「『見出し』の書き方いいね」など、つくつたの観点の言葉を使って評価してみましょう。