「あつまと」の図書教材を使った授業実践例です。「あつまと」開発チームに加わっていただいた南島原市立長野小学校の田中健太郎先生の実践をご紹介します。4年生社会科の単元「わたしたちの県と町づくり」です。

 本時は単元の後半です。県の地理的位置、産業、交通、自然などを調べたあと、県を紹介するパンフレットをつくることにしました。調べたいことのテーマを決めて、図書から調べたことをまとめていきます。パンフレットづくりには、「つくつた」教材のリーフレットも活用するとのこと。出来上がったパンフレットは他県の小学生に紹介するそうです。図書教材の活用場面をみていきましょう。



 
「あつまと」教材をまず提示して、図書での調べ方、リーフレットのまとめ方をおさえていきます。リーフレットはすべて使いましたが、図書の方はすべて使うのではなく、どの観点を使うのかシートを用意したそうです。使用した観点はこちら。

  
図書 確認する ポイント1・2
とりだし ポイント3
引用する ポイント2・3
要約する ポイント1・2・3

 また、調べたことを整理する「情報カード」もサンプルを提示し、どんな情報を取り出したらよいのか手がかりをもたせています。こういった工夫の仕方も「あつまと」的ですね。サンプルのフキダシには、あつまとのポイントが埋め込まれています。

 いよいよ調べ学習のスタート。図書館の方を使いながらどんどん調べていきます。必要な情報は見つかったかな?
 
 
 出来上がったパンフレットです。観光、自然、産業など複数の視点を組み合わせて情報をまとめていますね。