「あつまと」のアンケート教材を国語科で使った事例です。栗原市立大岡小学校の佐々木恵理子先生の授業です。4年生の単元「報告しよう みんなの生活」です。
この単元は、そのままズバリ、アンケートを作成することが主な学習内容です。教科書にも、アンケートの例がのっています。それでも、実際にアンケートづくりをするのはなかなか難しいもの。あつまと教材なら、ビデオをみながら作り方を学ぶことができます。「ありがちな落とし穴」もビデオになっているので、ビデオを見ながら、活動の仕方を参考にしたり、自分たちの間違いに気づくことができるのです。
授業は単元の2時間目です。1時間目には、どんなことを他学年の児童に聞いてみたいか、テーマを出し合い、グループごとに「遊び」「アニメ」「休日のすごし方」としました。本時では「グループでアンケートの質問を話し合おう」というめあてを確認した後、さっそくグループごとに設問づくりに取り組みました。
最初のステップは、質問のアイデアを出し合う段階です。ビデオの「おてほん」を中心に子どもたちは視聴することで、活動のイメージをつかみます。子どもたちは聞いてみたいことをどんどん付せん紙に書き出していきました。
次に、ワークシートに付せんをならべながら、質問を3つにしぼりこみます。質問の順番も考えることで、答えやすいように工夫しようとしていました。
ポイント3は選択肢を考える場面です。小さな付せん紙を使って、質問に対して想定される答えをできるだけたくさん書き出していきます。
最後に、できあがった質問をクラスで共有しました。
あつまと教材を活用したことで、教科書の課題に取り組みやすくなりました。グループ1台のタブレットでいつでも教材を見られること、教材が3ステップで順に用意してあることで、子どもたちはそれぞれのペースでアンケートづくりに取り組むことができました。