長崎県南島原市教育研究会視聴覚・放送部会の主催によるワークショップにて、つくつた教材を活用したワークショップを開催しました!
南島原市立長野小学校の田中健太郎先生による実践報告の後、その場にiPadを持ち込んでの「つくつた」の教材体験、授業での活用アイデアを探るワークショップを実施しました。ワークショップでは、本研究プロジェクトメンバーでもある長崎大の寺嶋浩介先生と東北学院大の稲垣によるコーディネートのもと、小中の先生方につくつた教材の活用アイデアについて、さまざまな教科単元で検討していただくことができました。
田中先生からの実践報告は、タブレットを使ったさまざまな授業アイデアに加えて、社会科の新聞づくりの際に「つくつた」教材を活用した事例でした。相互評価の視点が明確になること、どのように改善していったらいいのか、子どもたちが目標意識を高めることができるといった成果が報告されました。
その後、ワークショップでは、つくつた教材を活用するアイデア例を「情報活用型授業デザインシート」のワークシートに記入しながら検討していただきました。「情報活用型授業」は、稲垣が研究している、子どもたちの情報活用能力の育成に主軸を置いた授業デザインをしやすくるためのワークシートです。指導案の略案のようなものですが、子どもたちがどんな情報に対して、何を使ってその情報を編集し、どんなグループワークをしながら、その結果を何で評価するのか、といった子ども情報活用に関する学びを重点的に書くスタイルとしています。グループでつくつた教材と教科書を照らし合わせながら、どんな教科単元で活用できるか、その場合に子どもたちの活動をどうデザインすればいいのか、討議することができました。