情報教育は、「情報活用の実践力」「情報の科学的な理解」「情報社会に参画する態度」の3つの観点をバランスよく育成することが求められています。
情報活用型授業では、この3観点の中でも「情報活用の実践力」に着目した授業づくりの考え方です。もちろん、他の2つの観点も大切ですし、これら3つは相互に関連しあっています。情報活用の実践力を考えていく際にも、情報手段の特性を考えたり、自らの情報活用を評価する場面、発信する際のモラルなど、他の観点を意識する場面はあります。
情報活用型授業は、授業づくりの考え方=授業づくりのツールにすぎませんが、その分、さまざまな教科・領域の中で授業をつくる際の考え方のひとつとして、情報教育の内容を取り入れやすくなると考えています。